踊るウェディング(「茄子 アンダルシアの夏」)

二人の娘が通う保育園の懇談会へ。
同じクラスのお友達のママさんから、どうやら、その男の子はウチの娘のことが気に入っていて「結婚したい!」と言っているのだとか。新居には鉄筋コンクリート造りの庭付きの一戸建てを考えているのだそうだ。
僕は物分りの良い進んだ父親なので、若い二人、特に娘の意志を尊重してやりたいと思っている。
もう一人の娘は、練習したお遊戯を見せてくれた。一丁前に踊って、歌って、何より楽しそうで、彼女の溌剌とした姿と成長ぶりを見て、こっそりと目から汗を流したりしていた。

「茄子 アンダルシアの夏」には短いけれど、とても躍動的な結婚式のシーンが出てくる。
主人公の兄と、主人公との三角関係の末に兄の方を選んだ「カルメン」という女性。主人公が参戦し、地元で開催される自転車レースの、その日、その時間に開催される結婚式。
情熱的なフラメンコのリズムに合わせて踊る新郎新婦。それにオーバーラップするレースシーン。ドキドキする演出だった。

新婦の父親なんて無粋なものは登場すらしない。そんなものは絵にならないのだ。

やっぱり若い二人の意志を尊重して、結婚でも、ダンスでも、してもらうことにしよう、その時が来たら。
(一部、棒読みにてどうぞ)

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