遠い空の向こうに

「その光は世界中どこからでも見ることが出来る。その光を見ていると、この町も世界の一部だということを実感できるんだ。」

宇宙を憧れる少年の言葉として、僕にはとても新鮮でした。そこには閉塞的な炭坑の町から逃げ出したいという願望や、そこで生きていかなければいけないという義務感や、とってつけたような愛郷心とはまるで違うものを感じられたからです。
厳格な父、寛容な母、理解ある恩師、屈強で心優しい炭坑の男たち、そして同じ夢を見ることの出来る仲間達・・・

遠い空の向こうから見える小さな小さな光の一つ一つ

いつだって、誰にだって、どこにだって、そこには必ず無限の可能性があるのだということを感じられる映画でした。
00/03/05(日) 22:49

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