大人と子供の二人旅といえば?(「パーフェクトワールド」「八日目の蝉」「SOMEWHERE」)

成長するにつれて娘との会話は豊かになる。二人で出かけるのも今までとは違った楽しさがある。
年の離れた二人の旅といえば?
ケビン・コスナーの「パーフェクトワールド」。逃避行の途中に少年を誘拐してそのまま旅を続ける主人公。切ないラストシーンはイーストウッド流の結末だったけど、そこに至るまでの二人の心の交流が僕は好きだ。

誘拐と逃避行ということでいうと、今度は女性と少女の組み合わせで「八日目の蝉」。こちらは誘拐された女の子のその後の人生にスポットライトが当たる。それがどんな関係であっても、血のつながりがあってもなくても、女の子には、女の子という生き物には、この世の美しいものを全部見せてあげたいと僕も思うし、どんな人生を生きても「君が心から愛されていたのだ」ということを心から実感して欲しいと思う。

で、やっぱり本命はソフィア・コッポラの「SOMEWHERE」。
どんなにダメな父親でも、父親らしいことを何一つしてやれなくても、せめて、同じ倦怠と、同じ寂しさと、同じ切なさを、ポロポロ涙をこぼしながらでも共有してあげたいと、僕も思う。
10年後に16になった娘と、また今日みたいな時間を過ごすことが出来たら最高だ。
https://www.youtube.com/watch?v=v4D5KHgaJJA

八日目の蝉

SOMEWHERE

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大人と子供の二人旅といえば?(「パーフェクトワールド」「八日目の蝉」「SOMEWHERE」)” に対して2件のコメントがあります。

  1. お茶屋 より:

    なんと言っても『都会のアリス』です(^o^)!
    二人で即席写真を撮るところ、面白かったなあ。
    あと、『ザ・ロード』と『スロウ・ウエスト』。
    DVDレンタル中。まだ見てないので反則かな;;;。楽しみなんです~。

    『パーフェクト・ワールド』では、ユダヤ人はクリスマスを祝わないということがわかり驚きでした(^_^;。

    1. sudara1120 より:

      お茶屋さん、ようこそ、いらっしゃいませ(^.^)

      僕はとにかく「逃した大魚」が沢山あるのですが、ヴェンダースの旧作の大半がそうです。
      「都会のアリス」も是非見たいんですけどねぇ。
      「パーフェクトワールド」そんなシーン、ありましたっけ?劇場で1度見たきりで再見してないので、こちらはこの機会に見返してみたいと思います。

      是非またお越しくださいね。

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