「君が何かを感じたのなら、それがその映画の全てだ。」
静かにそう語ったキェシロフスキの決意を汲んで、彼の映画について、どこまでも深く、どこまでも自由に語り合いませんか。
キェシロフスキの仕事
Robotnicy 1971 - Nic o nas bez nas (1971年) ドキュメンタリー 初恋 Pierwsza milosc (1974年) テレビドキュメンタリ...
続きを読む「デカローグ」
第1話 ある運命に関する物語 「10話中最も美しく最も残酷な作品である。」 チラシの寸評にはそう書いてあったように記憶しています。 冒頭いきなり登場する防寒帽をかぶった男、彼...
続きを読むシリーズ映画としての「デカローグ」
「デカローグ」 1988年 ポーランド映画 第一話「ある運命に関する物語」 (あなたは私の他になにものをも神としてはならない。) 第二話「ある選択に関する物語」 ...
続きを読む「誰の人生でも探求する価値があり秘密と夢がある」
「誰の人生でも探求する価値があり秘密と夢がある」 大いなる実感をもって僕もこの言葉に同意する。表現の仕方に個人差はあっても、人生と、秘密と、夢、その重みは全く変わらない。 そし...
続きを読む「トリコロール 赤の愛」
トリコロールの3色はそれぞれ「自由」「平等」「博愛」を意味しています。監督自身もその事は意識していたようです。で、特に白の「平等」について自伝の中でこんな事を言っています。 ...
続きを読む「ヘヴン」
運命に翻弄されるのか、それとも運命を選択し、切り開いているのか。少し上から誰かの人生を覗き見していると、一瞬、その様子がよく分ったような気になります。でも映画が終わってみると、実...
続きを読む僕なら、彼らと、どう接する?
「トリコロール」に登場する腰の曲がった老婆。「デカローグ」の何も語らない長身の男。キェシロフスキの映画にはシリーズに共通して登場する人物が巧みに配置されています。彼らを...
続きを読むキェシロフスキとケン・ローチ
東京との南の端っこの、その南の端っこに住んでいる。都知事選挙が近い。ケン・ローチはイギリスの映画監督。筋金入りの社会主義者で常に”システム”を支え、システムから搾取され、...
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