僕が映画館で映画を見るようになったのは95年くらいからで、そのきっかけは少し変わっています。
当時は「Nifty」のパソコン通信全盛の頃。僕は映画を通じて誰かとコミュニケーションをすることを目的に映画館通いを始めました。
技術論を交わすも良し、興行やマーケティングについて語るも良し、映画に人生を投影させるも良し。
一本の映画には、それを見た人の数だけ、異なる奥行きのある世界があるのだということをそこで知りました。
そんな交流を通じて映画の奥行きを交換し合ってきた方にお願いをして、また一本の映画について語り合う場をほんの少しずつですが増やしていければと思っています。