2019年5月25日 / 最終更新日時 : 2019年5月25日 sudara1120 グランド・ブタペスト・ホテル 喉の小骨(「グランド・ブタペスト・ホテル」) 娘たちの小学校最初の運動会が終わった。いい運動会だったんだけど、喉に刺さった小骨のように気になることが幾つかあった。集団行動、前へ倣え、連帯責任、穏やかな精神論・・・それから会のあちこちで聞こえてくる「令和最初の・・・」 […]
2019年5月20日 / 最終更新日時 : 2019年5月20日 sudara1120 イン・ディス・ワールド 地球の裏側とつながっている(「PARIS」「イン・ディス・ワールド」) 権力闘争や空虚なマウンティング型議論に興味はないが子供たちにとってより良い未来を選択したいとは思っている。だから知るべきことは知っておきたい。 毎日テレビに出てくる芸能人の話題よりも、地球の裏側で起こっている出来事の方が […]
2019年5月20日 / 最終更新日時 : 2019年5月20日 sudara1120 PARIS PARIS 一人ひとりを愛しく感じられるのは、エンドロール。クラピッシュは改めて一人ひとりを紹介するカーテンコールを用意してくれていました。 「僕はこの人たちのことが結構好きで、この人たちと繋がってるんだなぁ。」 そんな気持ちが、映 […]
2019年5月19日 / 最終更新日時 : 2019年5月19日 sudara1120 海よりもまだ深く カッコいい父親 色違いの自転車に嬉しそうに乗っている娘たちを見て、ふと昔の話を思い出した。 同じくらいの年のころ、僕が自転車を盗まれたことがあった。父が一緒に探してくれて、そして近所の小学生が僕の自転車を勝手に乗りまわしているのを遠目に […]
2019年5月11日 / 最終更新日時 : 2019年5月12日 sudara1120 キェシロフスキ 個人の日常に(「トリコロール 赤の愛」「希望のかなた」) 責任追及、犯人探し、制度的欠陥、社会的課題・・・。最初は個人を糾弾して、そして次第に批判の対象が組織や社会に拡大していく。最後は「会社が悪い」「政治が悪い」「世の中が悪い」となる。その過程で大半の人は責任を負わず、常に批 […]
2019年5月1日 / 最終更新日時 : 2019年5月2日 sudara1120 大阪といえば? 大阪といえば?(「大阪物語」「ココニイルコト」「LIFE!」) 妻の実家の大阪のお母さん、お父さんが上京して来て我が家は大阪弁が飛び交って賑やかです。子育て、健康、お金、ご飯、仕事・・・。価値観、人生観、死生観・・・。大阪の人たちのあれやこれやが僕は好きです、楽しいです。大阪の映画と […]
2019年5月1日 / 最終更新日時 : 2019年5月1日 sudara1120 大阪物語 大阪物語 東京生まれで東京育ちの市川準が「大阪」を舞台にしているということで、とても興味深かった作品ですが、どちらかというと二つの街の違いよりも共通した雰囲気のようなものを感じました。 「東京兄妹」「東京夜曲」の2作品を今まで見て […]
2019年4月25日 / 最終更新日時 : 2019年4月25日 sudara1120 ケン・ローチ 大地と自由 戦争に代表される人間同士の争いの悲劇性はそれぞれがそれぞれの正義の下、自らの信念を疑うことなく、また相手の正義を受け容れる余地もなく、闘い続けることにあります。 印象的だったシーンが2つ POUMにより解放された村の地主 […]
2019年4月25日 / 最終更新日時 : 2019年4月25日 sudara1120 ケン・ローチ 偽りの怒り(「大地と自由」「ブレッド&ローズ」「麦の穂を揺らす風」) 「偽りの怒り」が僕は怖い。 直接的には殆ど関連のない誰かを罵る。 ひとりの人間の手に余るほど大勢の人達(たとえば人種全体とか)を攻撃する。理由もなく、責任もなく、フェアな関係もなく、ただ一方的に投げつけられる怒り。 ケン […]
2019年4月23日 / 最終更新日時 : 2019年4月23日 sudara1120 キングス&クイーン 贈る言葉(「SOMEWHERE」「キングス&クィーン」) 娘たちが大きくなって少しずつ彼女たち自身の世界が広がってきた。知らない言葉、知らない遊び、知らない友達・・・。これから少しずつ彼女たちと共有出来る体験、時間は減っていく。 それでも彼女たちが成長して、例えばハイティーンに […]