2018年5月13日 / 最終更新日時 : 2021年8月22日 sudara1120 アルノー・デプレシャン 半端者の矜持(「キングス&クイーン」) 大人って、もっと立派だと思っていた。 いつも堂々としていて正しい判断を下せる。模範的で、まっすぐで、頼りがいがある。 もしそれが大人の条件なのだとしたら、僕は「大人らしくない大人」になったということになる。 立派でない大 […]
2018年5月13日 / 最終更新日時 : 2021年8月22日 sudara1120 アルノー・デプレシャン キングス&クイーン 数年前に見た「夜の子供たち」というフランス映画。偶然昨日、自分の感想を読み返していたら、 》本来攻撃的な本能を持つ人間はそれでも愛情を求め、最後に 》は攻撃の対象すらも愛してしまうといいます。 と書いていました。 「キン […]
2018年5月12日 / 最終更新日時 : 2018年5月12日 sudara1120 鉄コン筋クリート 「エマニエルか?ヤマトか?(「鉄コン筋クリート」) 1977年、東京のとある映画館の前に長い行列が出来ていた。主に若い男性がメインで。映画好きの僕の父は「何を見る行列なんだろう?」と疑問に思い、正面口を見たら「さよならエマニエル夫人」の看板が目に入ったので、並んでいる若者 […]
2018年5月5日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) 映画の中の「餃子」といえば?(「悪人」「トイレット」「まほろ駅前多田便利軒」「台北の朝、僕は恋をする」) 娘達の選ぶパパご飯栄えある第一位は「餃子」だそうで喜んでいいのやら、修行し直せばいいのやら微妙なところだが。 作るプロセスとか、シズル感とか、ポピュラーさとか、なかなかにドラマチックな料理かもしれないと思って、餃子の出て […]
2018年5月5日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) 台北の朝、僕は恋をする 大好きな楊徳昌の「エドワード・ヤンの恋愛時代」をふたまわりくらい小さく可愛くしたような。 「カップルズ」のダークサイドをそっくりカットしたような。 同じ楊徳昌組の撮った「JAM」と少し似た雰囲気もある。 そんな愛すべき小 […]
2018年5月5日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 sudara1120 トイレット トイレット 大事なのは一生懸命に自分の気持ちを伝えようとすること、一生懸命に相手の気持ちを理解しようとすること。 当たり前のように、自由自在にそれが出来るようになるということではなくて。 伝えたつもりになって、理解していると思い込ん […]
2018年5月5日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 sudara1120 まほろ駅前 まほろ駅前多田便利軒 ひとりでいることが一番堪える日のぶっちぎりナンバーワンは僕も正月です。多分、過去には1度か2度くらい。 だから、たとえ殺したいくらい憎い両親でも、ひょっとして殺しに帰ったのだとしても、誰もがそこに戻ってくるというまほろ駅 […]
2018年5月5日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 sudara1120 悪人 「悪人」の中の食事について思うこと 食べるシーンのいくつかにも随分考えさせられた。 光代が食べる、妹と彼氏の食べ残しのケーキ。“スイーツ”なんて言葉とは無縁の、安っぽいゼリーでデコレーションされた“いかにも”っていうケーキを貪り食う。二口、三口と。 何の感 […]
2018年5月5日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 sudara1120 悪人 悪人 映画の中の色々な人が自分の大切な人達とダブって見えてしまいました。 焦燥感を越えた無力感を感じる過疎の町。僕もそういう場所での暮らしを少しだけ知っています。僕はそういう町を逃げ出してきました。逃げ出せたと思っているだけか […]
2018年5月5日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 sudara1120 「大人と子供の二人旅」といえば? 大人と子供の二人旅といえば?(「パーフェクトワールド」「八日目の蝉」「SOMEWHERE」) 成長するにつれて娘との会話は豊かになる。二人で出かけるのも今までとは違った楽しさがある。 年の離れた二人の旅といえば? ケビン・コスナーの「パーフェクトワールド」。逃避行の途中に少年を誘拐してそのまま旅を続ける主人公。切 […]