「季節はずれの雪」といえば?
東京でも桜が咲いた後に雪が降ったりすることが何年に一度かはある。今日はそんな1日だった。
以前、マレーシアに旅行に行ったときにホテルの従業員の青年に「日本は雪が降ると聞いたがそれはどんな感じなのか?どれくらい降るのか?」と尋ねられたことがあった。
実際に見たことが無い対象について考えたり、話を聞いたりする気持ちっていうのは、その人にとって割と特別な独特の体験なのだろうと「うん、うん」と真剣に聞いてくれる彼を見ながらなんとなく感じていた。
そう言えば「シン・ゴジラ」の演出上の設定は「ゴジラや同種の怪獣の存在を誰も全く感知したことがない日本」ということだったそうだ。その設定の有無であの映画のリアリティは確かに大きく変わっていたことだろう。
さて、話が繋がっているのか脱線してるのかは分からないが「季節はずれの雪」というと僕が真っ先に思い浮かべるのは「クリスマスに雪はふるの?」。
クリスマスに雪が降っているのだから決して季節はずれではないのだけど映画の舞台が南仏プロヴァンスで、そしてその雪が起こした奇跡のことを思うと、なんとなくその雪自体が本当なら降るはずのなかった季節はずれの、場違いの雪だったような気がするからなのだと思う。
実は映画の内容はあまり憶えていないのだけど、以前書いた自分の感想を読むと、もう一度見返してみたい気持ちになった。