ワンダーランド駅で

「奇跡的なほどの身のこなしで数え切れないほどの障害をかわしてかわして、数え切れないほどの別れ道を選んで選んで、よくぞここまで辿り着いてくれた。」

誰かといて、とても幸せな気持ちになれる時、その人の起こした奇跡に心から感謝したくなります。

後から考えれば運命は一本道なのですが、それでも最初から近道を探しているうちは決して見つからないから不思議です。「運命を切り開く」ということはやっぱり探すだけではなくて選ぶことなのかもしれません。

エリンが言います。

「一人でいてもちっとも寂しくないのに、大勢と一緒にいると孤独を感じる。」

大勢と一緒にいると自分が本当に運命を選び取ることが出来るのか不安になってしまうのかも知れません。一人でいれば迷うこともない、誰かが自分を見つけてくれるのを待っていればいいのだから・・・。
一人ぼっちの彼女の前に沢山の男性が現れます。彼女は選ぶことが出来ません。
探し続けるのが近道だと思っているから。

数え切れないほどの障害と別れ道、雑踏の中に踏み出してこそ、選ぶことの出来る運命もあります。後から考えれば一本道なのかもしれないけど。
ヒロインのエリンを演じていたホープ・デイヴィスは誰も放っておかないようで実は孤独な女性を魅力的に演じていました。最近珍しい正統派の美人です。
P.S.
しかし、ジュリー・デルピーそっくりだ!
00/01/03(月) 17:16

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