ジャージー・ボーイズ
「面白かった?」と妻に聞かれたので、とても良かったよ。ちょっと泣いちゃったよ。と答えました。答えてから隣の部屋で寝ている娘たちの様子を見て、タオルケットをかけてやりました。
何もかも良いけど、その中でもフランキーが飛び抜けていい。
特に娘とのシーンはちょっと参りました。何度も思い出して、そのたびに彼の思いがグッと胸に来て、たまらない気持ちになります。
大人になるということ、大人の男になるということ、父親になるということ、一生を賭ける仕事をするということ、友情、裏切り、孤独、別れ、それから時の流れ・・・。
神様が与えてくれた魔法のようなファルセットが切なく心地よく幾重にも連なった記憶と相まって、いつまでも頭の中で、胸の奥で響きました。