湯を沸かすほどの熱い愛

強くて、優しくて、前向きで、真っ直ぐで、人の痛みが分かる子になって欲しい。生きている間に、死ぬ寸前まで、それを教えて、自分がこの世からいなくなった後も、そういう風に生きていけるようになって欲しい。いつもそう思っているし、見てる時もずっとそう思っていた。

双葉と安澄の母娘がとにかく素晴らしい。DNAっていうのはあんな風に受け継がれていくのだ。知らなかった。一人で生きていく強さと、一人にしない優しさとを持つ母親の遺伝子をそのまま受け継ぐ娘。壮絶な母の最期を気丈に看取る娘。親の最後の務めは死に方を身を持って教えることなのだ。

しっかり食べる。キチンと働く。温かい風呂に入ってグッスリ寝る。
決して一人ではなく、常にそこには家族がいて。大切な家族がいて。
平凡な日々の生活の積み重ねこそが生きる力の源なのだ!

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