ターミネーター:ニュー・フェイト
「ターミネーター」を初めて見たのは中学生の時で、同級生の画質の悪いVHSを何度も何度も見て、台詞やシーンの物真似をしたりした。
あのメイド役の彼女の30年後を予想出来た人はいないだろう。
数奇な運命に翻弄される女性から、自分で運命を選択する女性へ。
誰かに守ってもらう女性から、誰かを守る女性へ。
「運命の子の母」から「運命の人」へ。
30年の間に映画の中の女性像は大きく変化した。それは大きな進歩なのか、それとも変化の一途上なのか。
新顔の二人の女性、とりわけグレース役のマッケンジー・デイヴィスがいい。