千年の恋、青春の恋

上白石萌音演じる奏ちゃんが、歌に詠まれた心情や風景を優しく分かりやすく説明をしてくれる。それが映画自体に深みを与えてくれ、千年の時を越えて古の恋に親近感を感じたりすることも出来るようになる。
彼女だけでなく、色々な人物が歌に詠まれた世界を言語化して語ってくれる。ナレーションでなく、登場人物たちが自分で歌を消化して、自分の言葉で語るのがいい。
やや「語り過多」ではあるけれど、実はありとあらゆる物を言語化して、口にしてしまって良いのが青春の特権だとも思う。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

前の記事

「ちはやふる」

次の記事

ローマの休日