トイ・ストーリー3

アンディがボニーにおもちゃを譲り渡すラストシーンが好きです。
一人ひとりの名前をキチンと紹介して。

「人が一番好きな単語は自分の名前なんだって。だから、名前を沢山呼んであげてごらん。そうすれば、みんな幸せな気持ちになるはずだよ。」

別の映画の台詞ですが、シリーズ3作を通じて共通のテーマであり、特にこの作品では、この言葉が真っ先に思い浮かびました。
檻の中の囚人や、オークションで値段だけをつけて取引されるおもちゃとは違う(たとえ目玉が飛び出るような金額でも)。
“お互いに”名前で呼び合える関係の大切さ、幸せさ。

大切な人に名前を呼んでもらえるだけで元気になれる。勇気が出る。

そしてそこにはこの作品を単なるトイのストーリーではなく、アンディやバズやジェシーやブルズアイ(僕は彼のけなげな感じが大好き)のドラマにしたいというクリエイターたちの矜持も見えてきます。
いつまでも登場人物たちが年をとらないお話に逃げない勇気だけでも賞賛ものではないでしょうか。
2010/8/8

名前(「ラースと、その彼女」)

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