ボヘミアン・ラプソディ

「この世界は変わらない」
金でも変わらない。名誉や成功でも変わらない。
世紀のチャリティイベントから30年経っても、何も変わらず、誰も救われず、金は金だけを生み続けてる。
「この世界の中にいる人も変わらない」
誰かの「たったひとりの人」になりたいという思いや、生涯を通じて支え合える親友が欲しいという思いを抱えて夜の中に佇んでいる数え切れない「一人」
才能にも友情にも愛情にも恵まれて、それでも満たされず、寂しさを抱え続けて探し続けて求め続ける「一人」。

何も変わらないのだとしたら、誰も変わらないのだとしたら、変わらないことに「ありがとう」と言おう。一人称複数で大観衆の前で魂の限りに叫びたい。
本当の友は変わらぬ友。決して褒めない。決して依存しない。決して見捨てない。共に過ごした時間の長さや、互いの成熟や成功や、ましてや物質のやり取りなどとは無縁の、永遠のカレッジバンドメンバーのような。
見上げた窓の向こうに、温かい電球の光に照らされた君の影が見えたら、それだけで心が満たされるような、「僕の大切な人はこの人だ」と思えるような、そのありがとうを詩にして送りたくなるような。

真の名曲は、こんな風に時間や空間を超えて誰かを温めることが出来る。変わらぬ世界の変わらぬ誰かを温め続けることが出来る。
僕は少し昔の遠い国の、永遠に寂しさを抱え続けた少年のような伝説のアーティストに思いを馳せつつ、何年かご無沙汰している学生時代の友人や、遠い空の下で今日も元気に日常を重ねている君のことを思い出していました。

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