ロスト・イン・トランスレーション
漠然とした不安に向かい合う事、漠然とした不安にキチンと向かい合う事は決して逃げでも停滞でもないと僕は思います。
僕は多分この監督と相性がいいのではないでしょうか。前作の「ヴァージン・スーサイズ」に引き続き、フワフワとして捉えどころのない不安感を丁寧に描こうとする彼女の真面目さが好きなのだと思います。
マリッジブルーなんて一言で片付けてしまう事の出来ないモヤモヤとどう向かい合って良いかすら分からず悩みつづける若き人妻と、そんな不安と向き合う事をとうに止めてしまった男。基本的には“ガーリー”な世界と評された前作の姉妹たちの置かれている状況と全く同じと言ってよいでしょう。と、言うか前作の彼女たちもただの「ガール」ではなくて、もっと普遍的な存在であると僕は十分に感じる事が出来ていましたが。
男でも女でも若くても中年でもアメリカンでもジャパニーズでも。
白無垢の花嫁、そっと手を差し伸べる花婿。涙腺が緩んでしまったのは僕だけではないはず。
「大丈夫、誰だって皆、そんな風に不安を抱えながら生きていくんだよ。」
僕だって彼女に、そんな風に言ってあげたくなりました。
ポッチャリ唇に潤んだ瞳。スカーレット・ヨハンソン文句なしです!
「のら猫の日記」の女の子が、これほど立派に発育するなんて!!
神様に感謝です!!!
コッポラは彼女のチャームポイントを完全に熟知していましたね。冒頭のお尻長回しで既に僕はそれを確信しましたが、その後もマイ・サービスショット満載でした。
僕にとっては唇はお尻で、お尻は唇なので(^_^;)
04/05/28(金) 22:35