スプリング・フィーバー

欲望のおもむくままに、ではなく、もはや欲望すらも感じさせないほど刹那的に抱き合い交わり合う若者達。
先日「悪人」を見たときに感じたのと同じ空虚さがそこにはありました。
この映画にも「悪人」同様に食べるシーンがよく出てきましたが、やはりそこにも一種の空虚さが漂っていて。
共通しているのは行き場のない閉塞感と孤独感。
でも「悪人」のそれがどこまでも内に内にこもっていくのに対して「スプリング・フィーバー」には外に向かう凶暴な力の存在を感じます。全てをなぎ倒して貪り尽くすような。
それが二つの国の現在に対しての僕の固定観念なのか、それとも実際なのか・・・。さて、どちらなのでしょうか?
2010年11月28日 (日)

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