2021年2月17日 / 最終更新日時 : 2021年2月17日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) 地震の夜に(「ショートカッツ」「ヘヴン」「ひかりのまち」) 大きな地震があって「ショートカッツ」を思い出している。巧みに構成された群像劇を全部リセットしてしまうような大地震。この群像劇がレイモンド・カーヴァーの原作とアルトマンの熟練の組み合わせで構成された神の視点によるものだとい […]
2020年4月29日 / 最終更新日時 : 2020年4月29日 sudara1120 マイケル・ウィンターボトム 「二人の女性の絆」といえば?(「バウンド」「バタフライ・キス」「月の瞳」) 「テルマ&ルイーズ」未見の僕としては、一番に挙げたいのが 「バウンド」 めくれ上がった唇がワイルドなジーナ・ガーションと、鼻にかかった舌っ足らずな喋り方がいかにも愛人風のジェニファー・ティリー。どこまでもしぶとい爬虫類系 […]
2019年2月13日 / 最終更新日時 : 2019年2月13日 sudara1120 マイケル・ウィンターボトム バタフライ・キス 過去を回想しながら我々に語りかけるミリアムは、まっすぐに前を見つめています。そこにはユーニスと出会った頃の怯えた小猫のような様子は欠片もありません。あの彼女の強さは一体どこから来ているのでしょうか? 二人が初めて車の中で […]
2019年2月13日 / 最終更新日時 : 2019年2月13日 sudara1120 マイケル・ウィンターボトム いとしきエブリデイ いかにもウィンターボトムらしい、どこまでも人間臭い登場人物たち 狡さや汚さを抱えて日々を生きていく。 でも真ん中にあるのは子供たちのことを愛しいと思う気持ち。 ギリギリのところでそれを支えている。それに支えられて日々を生 […]
2019年2月11日 / 最終更新日時 : 2019年2月11日 sudara1120 マイケル・ウィンターボトム イン・ディス・ワールド 決死の脱出行の合間に見えてくる、剥き出しの自然に僕は一番心を奪われました。ゴツゴツした荒野や、見渡す限りの砂漠や、厳しい吹雪や・・・。 16歳にしては、やや華奢に見える体格と16歳にしてはやけに大人びて見える表情の両方に […]
2018年12月1日 / 最終更新日時 : 2018年12月1日 sudara1120 ジェーン・カンピオン 女性の自立を描くなら(「エンジェル・アット・マイ・テーブル」「ある貴婦人の肖像」「日蔭のふたり」) 女性の一生、女性の自立をテーマにした作品は出来れば女性自身の手による物であって欲しい。 不意にジェーン・カンピオンの「エンジェル・アット・マイ・テーブル」を思い出した。 この映画を薦めてくれたのは確かオフ会で出会った女の […]
2018年12月1日 / 最終更新日時 : 2018年12月1日 sudara1120 マイケル・ウィンターボトム 日蔭のふたり どんよりと曇った空から落ちて来る雨が印象的でした。 「いつか晴れた日に」以来のケイト・ウィンスレットを楽しみに劇場に足を運んだのでしたが、期待通りでした。僕はタイトルからして運命に翻弄される悲劇の女性像として、もう少し、 […]
2018年4月17日 / 最終更新日時 : 2019年2月11日 sudara1120 マイケル・ウィンターボトム ひかりのまち Alice In Wonderland 誰もがいつも誰かのことを求めていて、どうしても見つけることが出来ない、どうしても気持ちを伝えることが出来ない、そんな世界に彼女は生まれてきました。 僕は27の女の子ではありませんが […]