2019年2月13日 / 最終更新日時 : 2019年2月13日 sudara1120 マイケル・ウィンターボトム いとしきエブリデイ いかにもウィンターボトムらしい、どこまでも人間臭い登場人物たち 狡さや汚さを抱えて日々を生きていく。 でも真ん中にあるのは子供たちのことを愛しいと思う気持ち。 ギリギリのところでそれを支えている。それに支えられて日々を生 […]
2019年2月11日 / 最終更新日時 : 2019年2月11日 sudara1120 マイケル・ウィンターボトム イン・ディス・ワールド 決死の脱出行の合間に見えてくる、剥き出しの自然に僕は一番心を奪われました。ゴツゴツした荒野や、見渡す限りの砂漠や、厳しい吹雪や・・・。 16歳にしては、やや華奢に見える体格と16歳にしてはやけに大人びて見える表情の両方に […]
2018年12月13日 / 最終更新日時 : 2018年12月13日 sudara1120 キェシロフスキ 魂の自由(キェシロフスキ、ケン・ローチ、「ブレッド&ローズ」) システムの側に立つ人間はいつでも「正しいこと」を言う。効率、機会の平等、グローバリズム、競争・・・。自分たちに任せておけば皆を幸せにすると、まことしやかに主張する。雇用を創出し働く機会を与えている、手を差し伸べているのだ […]
2018年12月8日 / 最終更新日時 : 2021年8月22日 sudara1120 アルノー・デプレシャン 渇き(「キングス&クイーン」) 水があることは のどの渇きがおしえてくれる 陸は 越えてきた海が 恍惚は 苦痛が 平和は 戦いの物語が そして 愛は 記念の肖像がおしえてくれる 19世紀アメリカのエミリー・ディキンソンという女性詩人の作品らしい。 「キ […]
2018年12月8日 / 最終更新日時 : 2018年12月8日 sudara1120 キェシロフスキ ラン・ローラ・ラン まるでテレビゲームのように、ゲームオーバーの後、リセットをして新しい人生を選び直す事が出来るような感覚。そんな風にこの映画を楽しんだ“正統派「ラン・ローラ・ラン」支持者”には、ひどく的外れな感想かもしれません。 実際僕も […]
2018年12月1日 / 最終更新日時 : 2018年12月1日 sudara1120 ジェーン・カンピオン 女性の自立を描くなら(「エンジェル・アット・マイ・テーブル」「ある貴婦人の肖像」「日蔭のふたり」) 女性の一生、女性の自立をテーマにした作品は出来れば女性自身の手による物であって欲しい。 不意にジェーン・カンピオンの「エンジェル・アット・マイ・テーブル」を思い出した。 この映画を薦めてくれたのは確かオフ会で出会った女の […]
2018年12月1日 / 最終更新日時 : 2018年12月1日 sudara1120 マイケル・ウィンターボトム 日蔭のふたり どんよりと曇った空から落ちて来る雨が印象的でした。 「いつか晴れた日に」以来のケイト・ウィンスレットを楽しみに劇場に足を運んだのでしたが、期待通りでした。僕はタイトルからして運命に翻弄される悲劇の女性像として、もう少し、 […]
2018年11月27日 / 最終更新日時 : 2018年11月27日 sudara1120 パトリス・ルコント 歓楽通り 皆本当にいい顔してたなぁ。 一番印象に残っているのは、娼婦たちの心意気です。 可愛い妹分のような仲間と、叶わぬ恋をしている男のために、文字通り彼女たちは体を張るのでした。一晩にして、かき集められる札束たち。 「心配いらな […]
2018年11月21日 / 最終更新日時 : 2018年11月27日 sudara1120 王家衛(ウォン・カーウァイ) 20年待ってくれていた映画 映画館は特別な場所で初見の映画は映画館で見たいと思っている。 東京に住んでいるとリバイバル上映がありがたいし、それから最近はデジタルリマスター版での再映の機会も増えた。 そういう外部環境要因に加えて僕の側のコンディション […]
2018年11月21日 / 最終更新日時 : 2018年11月27日 sudara1120 パトリス・ルコント 髪結いの亭主 踊るロシュフォール。踊るロシュフォール。踊るロシュフォール。 彼を見て思う。 永遠に続く口づけを思う。いつか必ず訪れる恋の終わりを思う。その両方を思う。 うっとりするほどの色気。マチルドに惹きこまれる。 天使、香り、柔ら […]