2018年11月8日 / 最終更新日時 : 2018年11月8日 sudara1120 エドワード・ヤンの恋愛時代 「ピアノの調べ」といえば? いつの間にか静寂が訪れて、そこに静かにピアノの調べが流れてきて、それまでは見えなかったドラマの裏側や、心の奥の想いや、遠い昔の思い出が立ち昇ってくる。ピアノは映画の中でも、とても優秀な、ドラマチックな演出装置です。 「シ […]
2018年11月8日 / 最終更新日時 : 2018年11月8日 sudara1120 萌の朱雀 空の広さと、空の青さと 1年のうちでも最も空の広さと青さを感じることの出来るこの季節。 「空が青い。」「空は広い。」と大切な人と交換し合うこともあって。 「空の広さ、青さを感じることの出来る映画は?」 と考えてみると、思い浮かんだのが二本。 一 […]
2018年11月8日 / 最終更新日時 : 2018年11月8日 sudara1120 ワンダーランド駅で ワンダーランド駅で 「奇跡的なほどの身のこなしで数え切れないほどの障害をかわしてかわして、数え切れないほどの別れ道を選んで選んで、よくぞここまで辿り着いてくれた。」 誰かといて、とても幸せな気持ちになれる時、その人の起こした奇跡に心から感謝 […]
2018年11月8日 / 最終更新日時 : 2018年11月8日 sudara1120 キェシロフスキ 運命の出会い(「ラ・ラ・ランド」「デカローグ」「ワンダーランド駅で」) 「ラ・ラ・ランド」のオープニング、大渋滞のハイウェイで偶然出会った二人は、その後も何度も何度も偶然出会う。「これは運命なんだ」と自分でも認識してミアはピアノの調べに啓示を受けて夜の街を駆けていく。緑色のイブニングドレスで […]
2018年11月1日 / 最終更新日時 : 2018年11月1日 sudara1120 ウィンターゲスト ウィンターゲスト 凍てつく氷の世界。生き物が皆息を潜めている静寂のなかでは、そこに生きている者の生の鼓動が聞こえてくるようです。きちんと耳を澄ませば。 「生きる」ということをこれほどまでにありとあらゆる角度から描いている作品はなかなかない […]
2018年10月27日 / 最終更新日時 : 2018年10月27日 sudara1120 風立ちぬ 二人のランドセル(「風立ちぬ」) 姉の方はスッと誰かのそばに寄り添うのが上手です。人の気持ちを柔らかく和ませることが出来る子です。 妹の方は意志が強く、こうと決めたら決して譲りません。とても不器用で、何度も何度も失敗を繰り返して「好き」を自分のモノにして […]
2018年10月27日 / 最終更新日時 : 2018年10月27日 sudara1120 風立ちぬ 風立ちぬ 娘がずいぶん歩けるようになってきた。 今日初めて娘の手を取って一緒に歩いてみた。5歩くらい。 小さくて柔らかい手で僕の手をギュッと握って。不器用に揺れた手がそれでもギュッと握り続けていて。ちょっと忘れられない、言葉に出来 […]
2018年10月24日 / 最終更新日時 : 2018年10月24日 sudara1120 萌の朱雀 萌の朱雀 どこかで見た風景、どこかで聞いた音、どこかで見た顔、どこかで聞いた声。 この街に出てくるまで、確かに僕はこういう山の中で暮らしていたのです。体の力が抜けて、心が穏やかになる原風景。こういう気持ちは僕だけのものなのでしょう […]
2018年10月14日 / 最終更新日時 : 2018年10月14日 sudara1120 夜の子供たち 「メールがあります。」の赤い文字(「夜の子供たち」) 「新着メールがあります」 の赤い文字を見たあの瞬間の胸のドキドキを最もリアルに再現した作品はなんだろう?と考えてみました。 メグ・ライアンとトム・ハンクスのあの一世を風靡した共演作を実は僕は見ていなくて。 僕の頭に浮かん […]
2018年10月12日 / 最終更新日時 : 2018年10月12日 sudara1120 恋人たち 恋人たち マイク・リーやケン・ローチの作品を見ているような気持ちになった。 橋口亮輔という同年代の監督がそういう風にキャリアを重ねていく過程を共有しているのだという感慨と、それから日本という国の現在と行く末と。 そんな国に生まれた […]