2019年11月30日 / 最終更新日時 : 2019年11月30日 sudara1120 ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」 僕は「デカローグ」の第一話を思い浮かべてました。 仲の良い理系父子と、片方の突然の死。科学や論理の外にあるもの、頭で考えたのではどうしても説明がつかないもの、大切なもの・・・ そういうものにどう向き合えば良いのか、どう向 […]
2019年5月11日 / 最終更新日時 : 2019年5月12日 sudara1120 キェシロフスキ 個人の日常に(「トリコロール 赤の愛」「希望のかなた」) 責任追及、犯人探し、制度的欠陥、社会的課題・・・。最初は個人を糾弾して、そして次第に批判の対象が組織や社会に拡大していく。最後は「会社が悪い」「政治が悪い」「世の中が悪い」となる。その過程で大半の人は責任を負わず、常に批 […]
2019年3月27日 / 最終更新日時 : 2019年3月27日 sudara1120 僕なら、彼らと、どう接する? 「トリコロール」に登場する腰の曲がった老婆。 「デカローグ」の何も語らない長身の男。 キェシロフスキの映画にはシリーズに共通して登場する人物が巧みに配置されています。彼らをどんな視点で見るか、彼らにどう関るか、で登場人物 […]
2018年12月13日 / 最終更新日時 : 2018年12月13日 sudara1120 キェシロフスキ 魂の自由(キェシロフスキ、ケン・ローチ、「ブレッド&ローズ」) システムの側に立つ人間はいつでも「正しいこと」を言う。効率、機会の平等、グローバリズム、競争・・・。自分たちに任せておけば皆を幸せにすると、まことしやかに主張する。雇用を創出し働く機会を与えている、手を差し伸べているのだ […]
2018年12月8日 / 最終更新日時 : 2018年12月8日 sudara1120 キェシロフスキ ラン・ローラ・ラン まるでテレビゲームのように、ゲームオーバーの後、リセットをして新しい人生を選び直す事が出来るような感覚。そんな風にこの映画を楽しんだ“正統派「ラン・ローラ・ラン」支持者”には、ひどく的外れな感想かもしれません。 実際僕も […]
2018年9月11日 / 最終更新日時 : 2018年9月11日 sudara1120 愛は静けさの中に 愛は静けさの中に 誰よりも精神の自由を尊重し、教師としても男性としてもそれを信条としているジェームズ。 だけど、そんな彼でも、誰かを好きだと思って、大切だと、愛しいと、思えば思うほど、その信条の通りに振る舞うのが難しくなっていきます。 ど […]
2018年4月25日 / 最終更新日時 : 2018年4月25日 sudara1120 「誰の人生でも探求する価値があり秘密と夢がある」 「誰の人生でも探求する価値があり秘密と夢がある」 大いなる実感をもって僕もこの言葉に同意する。表現の仕方に個人差はあっても、人生と、秘密と、夢、その重みは全く変わらない。 そして、この言葉を自身の作品を通じて彼ほど実践し […]
2018年3月24日 / 最終更新日時 : 2018年5月3日 sudara1120 キェシロフスキ アメリ トリコロールの青は自由、白は平等、そして赤は博愛。フランスから届いた不器用で可愛い女の子の物語。彼女の部屋は赤一色でした。台所にずらっと吊るされていた赤いお鍋達が特に可愛かったなぁ。キェシロフスキの「トリコロール」のよう […]