歓楽通り

皆本当にいい顔してたなぁ。
一番印象に残っているのは、娼婦たちの心意気です。

可愛い妹分のような仲間と、叶わぬ恋をしている男のために、文字通り彼女たちは体を張るのでした。一晩にして、かき集められる札束たち。
「心配いらないわよ、私たちにまかせておきなさいよ!」
って、そんな感じ。

こういう雑草のような逞しさを持った人を生き生きと見せてくれるのは、嬉しいもんです。映像も音楽も躍動感に溢れていて、僕は思わずホクホクしてしまいました。悲しいお話だっていうことは最初から分っているんですけどね。

ゾクゾクするほど色っぽいのに、決していやらしくなく、とても切ない話なのに、清々しくもある。上品なんだけどお高く止まらない。さすがルコントだなって思いました。

やっぱり娼婦たち!彼女たちは本当に価値があるものをちゃんと知っています。

「誰も彼のようには愛せないわ。」
03/03/20(木) 21:13

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