「映画の中のいたずら」といえば?(「ラ・ラ・ランド」「キッド」「シド・アンド・ナンシー」)

ジャズを冒涜し、堕落した店に正義の鉄槌を!

「ラ・ラ・ランド」の二人が軽快な音楽に乗って茶目っ気たっぷりにいたずらをするシーンが大好きで、映画の中のいたずらについて少し。

「ラ・ラ・ランド」のそれは「ピンポンダッシュ」みたいなものなので、その流れでいうとまず最初に思い浮かんだのがチャップリンの「キッド」。こちらはいたずらというより、食べていくため、生きていくための知恵として家々のガラスを割って回るわけだけど。

喜劇と悲劇を初めて融合させたのが、彼であり、「キッド」がその走りだったのだそうで。喜劇と悲劇と音楽を融合させる彼の発想が無ければ、ひょっとしたら「ラ・ラ・ランド」の二人は、あんなに楽しそうに音楽に乗っていたずらをしてなかったかもしれない。

音楽といたずらってことで言うと「シド・アンド・ナンシー」の若きゲイリー・オールドマン演じるシド・ビシャス。伝説の「My Way」もそうだけど、彼が高級外車の上に飛び乗って、次々にエンブレムを蹴飛ばしてフロントガラスをボコボコに壊してしまうシーンなんかも、破天荒で、破滅的な彼の性格を象徴していた。

「映画の真似をしてみた」だと言い訳としては通用しないので、なかなか実行には移せないけど、たまには映画の中に旅をして「僕が実行犯で、君が見張り役ね。」なんて相談してみるのは悪くないかもしれない。

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