ルパン三世 ルパンVS複製人間

もうすぐ八歳になる二人の娘と一緒に見たのだけど「こんなに大人向けの作りだったっけ?」という感じで、娘たちは「?」で僕はちょっと気まずかったりするシーンが幾つかあったりした。
子供向けのアニメや、老若男女向けのアニメが劇場に数多く流れてくるようになる前の「大人のためのアニメ」で、マモーとルパンの対話には哲学的な要素も盛り込まれていたし、マモーの屋敷のエッシャーやダリの作品の再現なんて、いちいち気が利いている。
次元、五右衛門との三人の会話も洒落ていて上質なハードボイルド小説を見ているようでもあった。
ルパンが次元に「取り戻さなければいけない。」といった”夢”は一人の女性などでは決して無く、実は「限りある命を燃やし尽くすという夢」だったのではないか、などとも想像を膨らませたりする。女っ気の無い次元や五右衛門の方が存外ロマンチストで、ルパンの方は実は冷めたリアリストだったりするのかもしれない、などと。
娘たちが「ずいぶん昔にパパと見たちょっと不思議なルパン」として、また大人になってから再見しても決して物足りない作品にはならないだろう。

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