味わい深い至高のフレンチ（「パリのレストラン」）

人生を豊かにしてくれるのは家族と、仲間と、秘密と嘘と、それから美味しい料理。
どこまでも可愛く愛しい大人たちの群像劇。
複雑で豊かな味が広がる至高のフレンチと、フランス人の人生はよく似ている。
個性豊かな登場人物は、どれも一級の食材ばかり。それを熟練のシェフが一級の作品に仕立ててくれている。
最初に文化村で見てから、もう２０年以上経っているけど、少しも色褪せてない。熟成したワインのように、僕の重ねた人生と共により一層味わい深い。
これこそが映画。これこそがフランス映画。

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