2021年5月14日 / 最終更新日時 : 2021年5月14日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) Jam 「何でもないわ。花屋さんがお花を届けてくれたの。」 こんな上手な嘘を、あっさりと、さり気無く言える人を僕は知りません。素敵でした。 でも僕は嘘をついた本人ではなくて、それを聞いていた若者のほうが羨ましいと思いました。さら […]
2021年4月12日 / 最終更新日時 : 2021年4月12日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) 白も黒も 何かを好きになったときに、必ずしもそれと正反対のものを嫌いになる必要はない。 いつもそう振舞えるわけではないのだけど、出来ることなら自分が大好きなものとは正反対の何かをこよなく愛する人と、お互いの思いを存分に語り合った後 […]
2021年2月17日 / 最終更新日時 : 2021年2月17日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) 地震の夜に(「ショートカッツ」「ヘヴン」「ひかりのまち」) 大きな地震があって「ショートカッツ」を思い出している。巧みに構成された群像劇を全部リセットしてしまうような大地震。この群像劇がレイモンド・カーヴァーの原作とアルトマンの熟練の組み合わせで構成された神の視点によるものだとい […]
2020年2月13日 / 最終更新日時 : 2020年2月13日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) そうして人生は続く(「ラストレター」) 「ラストレター」を再見した。 1回目と違う新たな発見が幾つかあった。 映画の前半は裕里の視点を中心に話が進む。姉、未咲の死を感じさせないほど軽妙で飄々とした彼女の様子を初回に見たときは、それを「ドラマの前の序章」のように […]
2018年10月10日 / 最終更新日時 : 2018年10月10日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) 一瞬を永遠に(「ちはやふる」) 「ちはやふる」の三部作を改めて見返してみようと思い立ち「上の句」の冒頭を再生すると広瀬すずの声が現在よりもかなり幼く聞こえて少なからず驚いた。 演技なのか、2年の歳月なのか。どちらにしても彼女にとって、その瞬間にしか演じ […]
2018年8月25日 / 最終更新日時 : 2018年8月25日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) カップルズ 妙に日当たりのいい部屋、広く、奇麗に片付き、趣味のいい家具が少し少なめに配置されている。 そんな部屋が一杯出てきます。どれもいい部屋ばかりなんですが、どうも見ていて落ち着きません。それどころか何か狂った異常な空間を見てい […]
2018年5月30日 / 最終更新日時 : 2018年5月30日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) 「青春映画」ベスト16 「ヴァージンスーサイズ」 「ウォールフラワー」 「キッズリターン」 「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」 「グッドウィルハンティング」 「コクリコ坂から」 「この窓は君のもの」 「3月のライオン」 「JAM」 「ジュノ […]
2018年5月5日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) 映画の中の「餃子」といえば?(「悪人」「トイレット」「まほろ駅前多田便利軒」「台北の朝、僕は恋をする」) 娘達の選ぶパパご飯栄えある第一位は「餃子」だそうで喜んでいいのやら、修行し直せばいいのやら微妙なところだが。 作るプロセスとか、シズル感とか、ポピュラーさとか、なかなかにドラマチックな料理かもしれないと思って、餃子の出て […]
2018年5月5日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) 台北の朝、僕は恋をする 大好きな楊徳昌の「エドワード・ヤンの恋愛時代」をふたまわりくらい小さく可愛くしたような。 「カップルズ」のダークサイドをそっくりカットしたような。 同じ楊徳昌組の撮った「JAM」と少し似た雰囲気もある。 そんな愛すべき小 […]
2018年1月27日 / 最終更新日時 : 2018年2月4日 sudara1120 作品別のブログ 「エドワード・ヤンの恋愛時代」 僕の隣にいる彼ら。彼らはみんな 愚かで滑稽で一方通行で我がままで意地悪で女々しくて自信がなくて素直になれなくて・・・ でも優しい。切なくて涙が出そうになるくらい優しい。 行き場がなくて、自分でさえも持て余してしまうほどの […]