2021年6月16日 / 最終更新日時 : 2021年6月16日 sudara1120 アモーレス・ペロス バベル たとえば聾唖の少女であったり、言葉の通じない土地で銃撃に遭った妻を必死に救おうとする夫であったり、荒野に放り出されて助けを求めてさ迷うメイドであったり。意志の疎通が思うようにはかれない特殊な状況に置かれた登場人物たちの苦 […]
2021年6月3日 / 最終更新日時 : 2021年6月3日 sudara1120 ザ・ロイヤル・テネンバウムズ ザ・ロイヤル・テネンバウムズ 実はとても可愛らしい映画。 矛盾だらけ、欠点だらけの人々同士が引き起こす化学変化。 予告編を見る限りでは、もっとシニカルでもっと癖のあるキャラクターがアクの強い演技をする映画なのかなぁと思っていたのですが、思いのほか後味 […]
2021年5月19日 / 最終更新日時 : 2021年5月19日 sudara1120 ターミネーター3 ターミネーター3 今年はマトリックス、チャーリーズ・エンジェル、そして本作と、SFXてんこ盛の大作が目白押しで、すっかり“これでもか!”のアクションシーンをケラケラ笑いながら見る喜びをおぼえてしまいました。いやぁ、面白かった。僕は3本とも […]
2021年5月14日 / 最終更新日時 : 2021年5月14日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) Jam 「何でもないわ。花屋さんがお花を届けてくれたの。」 こんな上手な嘘を、あっさりと、さり気無く言える人を僕は知りません。素敵でした。 でも僕は嘘をついた本人ではなくて、それを聞いていた若者のほうが羨ましいと思いました。さら […]
2021年5月2日 / 最終更新日時 : 2021年5月2日 sudara1120 小便小僧の恋物語 小便小僧の恋物語 ちょっとだけ知ってたストーリーから、冒頭のシーンを見て少年時代のハリーの役者さんは、主人公の方にそっくりで、うまい子を選んだなあと思ってみていました。で、やがて訪れるであろう「突然の死」を待ち構えていたのですが、まずはお […]
2021年4月15日 / 最終更新日時 : 2021年4月15日 sudara1120 ピンポン ピンポン 「ヒーロー見参!!」 あの頃、僕にもヒーローがいました。僕が困っている時、どんなに困っていてもテケテケ現われて助けてくれるヒーローが。 中学の時、卓球部でした。卓球はとても面白いスポーツです。中学レヴェルでも、あの映画の […]
2021年4月12日 / 最終更新日時 : 2021年4月12日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) 白も黒も 何かを好きになったときに、必ずしもそれと正反対のものを嫌いになる必要はない。 いつもそう振舞えるわけではないのだけど、出来ることなら自分が大好きなものとは正反対の何かをこよなく愛する人と、お互いの思いを存分に語り合った後 […]
2021年4月4日 / 最終更新日時 : 2021年4月5日 sudara1120 用心棒 用心棒 その後の数多の映画作品に繋がる娯楽映画の教科書のような。最近見た映画の中で真っ先に浮かんだのは「マッドマックス怒りのデスロード」。英雄譚のプロットを踏襲したこの作品が海外で評判を呼ぶのはよく分かる。監督も自身が影響を受け […]
2021年2月27日 / 最終更新日時 : 2021年2月27日 sudara1120 英国王のスピーチ 英国王のスピーチ 大好きな映画を何本も思い出しました。 チャップリンの「独裁者」。ラストシーン。何かが乗り移ったかのように演説をするチャップリン演じる主人公。そして演説の終わりに彼はたった一人の大切な女性に語りかけます。自分の大切な誰かの […]
2021年2月17日 / 最終更新日時 : 2021年2月17日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) 地震の夜に(「ショートカッツ」「ヘヴン」「ひかりのまち」) 大きな地震があって「ショートカッツ」を思い出している。巧みに構成された群像劇を全部リセットしてしまうような大地震。この群像劇がレイモンド・カーヴァーの原作とアルトマンの熟練の組み合わせで構成された神の視点によるものだとい […]