小学生になりました(「ちはやふる」)
二人の娘たちが小学生になりました。
入学のドキドキを思い出させてくれる映画というと、やっぱり「ちはやふる」が一番に浮かびます。作品の方は高校入学から3年間の物語だけど、そもそもの出会いは小学生時代まで遡ります。一生を通じて打ち込めることや、一生を通じて分かり合える仲間に出会うことが彼女たちにだってあるかもしれません。
「どうしたら娘たちはそういうものに出会えるだろう?」といつも考えます。
憧れの祖父の背中を追いかけて。
「好き」「面白い」「凄い」の直感に従って。
気になるあの子の力になるために。
どんな動機でも、どんなタイミングでも構いません。大切なのは、いつも自分のことを信じられて、何かワクワクする新しいものがやってきた時に、それを入れることが出来る風通しの良い部屋を一つ用意出来ていること。
かるた部顧問の宮内先生も貴重な言葉を送ってくれます。
「運命の扉にドアノブは付いてない。誰かがドアを開けてくれたときに、迷わずそこに飛び込んでいけるかどうかだ」
自分を信じて、出会いを信じて、仲間を信じて、進んだときに初めて神様は道を用意してくれます。
それから、小学生の頃からの師匠、原田先生は、青春全部を賭けて、人生全部を賭けて積み重ねることの「手触り」を語って聞かせます。積み重ねることの意味は、積み重ねた人にしか語れないし、積み重ねた結果だけは(それがどんな結果であろうと)決して嘘をつきません。
彼女たちが日々体験することの全部が積み重なって、力になって
「今日の新しい私が一番の私だ」
って思えるようになることを願ってます。