2018年11月8日 / 最終更新日時 : 2018年11月8日 sudara1120 キェシロフスキ 運命の出会い(「ラ・ラ・ランド」「デカローグ」「ワンダーランド駅で」) 「ラ・ラ・ランド」のオープニング、大渋滞のハイウェイで偶然出会った二人は、その後も何度も何度も偶然出会う。「これは運命なんだ」と自分でも認識してミアはピアノの調べに啓示を受けて夜の街を駆けていく。緑色のイブニングドレスで […]
2018年10月10日 / 最終更新日時 : 2018年10月10日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) 一瞬を永遠に(「ちはやふる」) 「ちはやふる」の三部作を改めて見返してみようと思い立ち「上の句」の冒頭を再生すると広瀬すずの声が現在よりもかなり幼く聞こえて少なからず驚いた。 演技なのか、2年の歳月なのか。どちらにしても彼女にとって、その瞬間にしか演じ […]
2018年9月23日 / 最終更新日時 : 2018年9月23日 sudara1120 デヴィッド・リンチ ストレイト・ストーリー 久し振りに飲んだビール。よく冷えた“ミラー・ライト”。 もう少しで再会することの出来る兄に、一体何を話せばいいのだろう?長い旅を経て彼の分身となった66年型のトラクターがそんな心情を代弁してくれました。 自らの肉体の衰え […]
2018年9月11日 / 最終更新日時 : 2018年9月11日 sudara1120 愛は静けさの中に 愛は静けさの中に 誰よりも精神の自由を尊重し、教師としても男性としてもそれを信条としているジェームズ。 だけど、そんな彼でも、誰かを好きだと思って、大切だと、愛しいと、思えば思うほど、その信条の通りに振る舞うのが難しくなっていきます。 ど […]
2018年8月25日 / 最終更新日時 : 2018年8月25日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) カップルズ 妙に日当たりのいい部屋、広く、奇麗に片付き、趣味のいい家具が少し少なめに配置されている。 そんな部屋が一杯出てきます。どれもいい部屋ばかりなんですが、どうも見ていて落ち着きません。それどころか何か狂った異常な空間を見てい […]
2018年6月14日 / 最終更新日時 : 2018年6月14日 sudara1120 キェシロフスキ お前たちに何が分かる?(「ゴールデンスランバー」) 今日もマスコミは誰かを犯人にして、A級戦犯にして、怪物にしている。 決めつけて、粉飾して、でっち上げて、カネを生む道具を作り出している。 お前たちにいったい何が分かる? たった一人の人間を知るためには、沢山の時間と、対等 […]
2018年5月30日 / 最終更新日時 : 2018年5月30日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) 「青春映画」ベスト16 「ヴァージンスーサイズ」 「ウォールフラワー」 「キッズリターン」 「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」 「グッドウィルハンティング」 「コクリコ坂から」 「この窓は君のもの」 「3月のライオン」 「JAM」 「ジュノ […]
2018年5月13日 / 最終更新日時 : 2021年8月22日 sudara1120 アルノー・デプレシャン 半端者の矜持(「キングス&クイーン」) 大人って、もっと立派だと思っていた。 いつも堂々としていて正しい判断を下せる。模範的で、まっすぐで、頼りがいがある。 もしそれが大人の条件なのだとしたら、僕は「大人らしくない大人」になったということになる。 立派でない大 […]
2018年5月13日 / 最終更新日時 : 2021年8月22日 sudara1120 アルノー・デプレシャン キングス&クイーン 数年前に見た「夜の子供たち」というフランス映画。偶然昨日、自分の感想を読み返していたら、 》本来攻撃的な本能を持つ人間はそれでも愛情を求め、最後に 》は攻撃の対象すらも愛してしまうといいます。 と書いていました。 「キン […]
2018年5月5日 / 最終更新日時 : 2018年5月5日 sudara1120 楊徳昌(エドワード・ヤン) 映画の中の「餃子」といえば?(「悪人」「トイレット」「まほろ駅前多田便利軒」「台北の朝、僕は恋をする」) 娘達の選ぶパパご飯栄えある第一位は「餃子」だそうで喜んでいいのやら、修行し直せばいいのやら微妙なところだが。 作るプロセスとか、シズル感とか、ポピュラーさとか、なかなかにドラマチックな料理かもしれないと思って、餃子の出て […]