「エドワード・ヤンの恋愛時代」
僕の隣にいる彼ら。彼らはみんな
愚かで滑稽で一方通行で我がままで意地悪で女々しくて自信がなくて素直になれなくて・・・
でも優しい。切なくて涙が出そうになるくらい優しい。
行き場がなくて、自分でさえも持て余してしまうほどの気持ちの行き先を皆が探してる。二人ずつ、二人ずつ、そんな気持ちがそれぞれの形で交錯する。
わかるよ、その気持ち。僕は君のことを大切だと思ってる。
たとえ理解することが出来なくても僕は君の気持ちを受け止めたいと思ってるから。たとえ届かなくても僕は君のことが大切だと心から思ってるから。
もしもそれが「恋愛」だというのなら、この世界には無数の「恋愛」が溢れている。この映画には世界の全てがある。僕は・・・。
全てはその為にある。「全ての二人」はそのために存在している。
二人が、たった一度だけ、本当に心から抱き合うために。
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