2020年4月29日 / 最終更新日時 : 2020年4月29日 sudara1120 ルパン三世 ルパンVS複製人間 ルパン三世 ルパンVS複製人間 もうすぐ八歳になる二人の娘と一緒に見たのだけど「こんなに大人向けの作りだったっけ?」という感じで、娘たちは「?」で僕はちょっと気まずかったりするシーンが幾つかあったりした。子供向けのアニメや、老若男女向けのアニメが劇場に […]
2020年4月29日 / 最終更新日時 : 2020年4月29日 sudara1120 マイケル・ウィンターボトム 「二人の女性の絆」といえば?(「バウンド」「バタフライ・キス」「月の瞳」) 「テルマ&ルイーズ」未見の僕としては、一番に挙げたいのが 「バウンド」 めくれ上がった唇がワイルドなジーナ・ガーションと、鼻にかかった舌っ足らずな喋り方がいかにも愛人風のジェニファー・ティリー。どこまでもしぶとい爬虫類系 […]
2020年4月25日 / 最終更新日時 : 2020年4月25日 sudara1120 ミニー&モスコウィッツ ミニー&モスコウィッツ かけがえのないものを失ってしまったのか、それとも最初から何かの欠損を抱えているのか、登場人物達は皆一様にどこか欠けている人々ばかりです。病んでいると言ってしまってもいいくらいに。と言っても彼らは映画のためにわざわざ選ばれ […]
2020年4月22日 / 最終更新日時 : 2020年4月22日 sudara1120 海よりもまだ深く 東京いろいろ(「東京兄妹」「まほろ駅前多田便利軒」「海よりもまだ深く」) 市川準監督の「東京兄妹」の風景は文京区あたりらしい。歴史を感じさせる質素な戸建ての家が連なる住宅街。二人が乗る都電荒川線。銭湯の煙突。川原の土手。恐らくは兄の意志で、自ら世間と隔絶された暮らしをすることを選んだ兄妹の、奇 […]
2020年4月19日 / 最終更新日時 : 2020年4月19日 sudara1120 サイダー・ハウス・ルール サイダー・ハウス・ルール 文明社会に迷い込んでしまったキングコングの例を出すまでもなく、誰かが誰かを求める気持ちは往々にして既成のルールを越えてしまいます。しかし其処が未開のジャングルならいざ知れず、様々なルールによって社会性を構築した人間の世界 […]
2020年4月18日 / 最終更新日時 : 2020年4月18日 sudara1120 ギルバート・グレイプ ギルバート・グレイプ ギルバートは町を出た。でもそれは、それ自体は「やり直し」でもなければ「逃避」でもない。 自分の気持ちを縛り付け、何かから離れられなく、逃れられなくさせるのは自分自身だ。寂れた田舎町も父を失った家族も本当の理由じゃない。そ […]
2020年4月16日 / 最終更新日時 : 2020年4月16日 sudara1120 希望のかなた 小さくて慎ましくて強い(「希望のかなた」) もうすぐ8歳になる双子の娘はお腹の中からずっと一緒で、その結び付きは特別だ。 でも、本当に親しい二人が往々にしてそうであるように、二人を見ていても「仲良しだなぁ」とか「深い絆だなぁ」なんて思える瞬間は滅多にない。当然、仲 […]
2020年4月11日 / 最終更新日時 : 2020年4月11日 sudara1120 鉄コン筋クリート 鉄コン筋クリート 映画化を知って、急いで原作を買ったのですが、どうにも世界観を自分のものに出来ず、戸惑っていました。集中力なのか、想像力なのか、そういうものが足りなかったのかもしれません。 実写化され、大好きだった「ピンポン」と共通するテ […]
2020年4月9日 / 最終更新日時 : 2020年4月9日 sudara1120 アモーレス・ペロス アモーレス・ペロス 唸り声を上げ、ヨダレを垂らしながら獲物を見つめる。飼い主の手から放たれると一気に突進する二匹の犬。その瞬間、頭蓋骨と頭蓋骨がぶつかり合う鈍く野蛮な音が薄汚れたコンクリートに響く。 様々な人生が交錯し、車だけでなくありとあ […]
2020年4月4日 / 最終更新日時 : 2020年4月4日 sudara1120 幸福の鐘 幸福の鐘 良い映画を見た時に誰かの事を思い出すことってありますか?僕はあります。 いつもの道を歩いて帰る。段々早足になる。そのうち走り出す。特に理由もなく、それでも大切な人の顔が見たくて、顔を見せたくて走って帰る。 その日の出来事 […]