2018年9月23日 / 最終更新日時 : 2018年9月23日 sudara1120 デヴィッド・リンチ ストレイト・ストーリー 久し振りに飲んだビール。よく冷えた“ミラー・ライト”。 もう少しで再会することの出来る兄に、一体何を話せばいいのだろう?長い旅を経て彼の分身となった66年型のトラクターがそんな心情を代弁してくれました。 自らの肉体の衰え […]
2018年9月22日 / 最終更新日時 : 2018年9月22日 sudara1120 「青春映画」といえば? 果てへの切符(「幕が上がる」) 「宇宙の果てには決して辿り着くことは出来ない。しかし僕らの手には、そこへ行く切符だけはある。」 「幕が上がる」の中で志賀廣太郎さん演じる国語教師が「銀河鉄道の夜」を引用して語る言葉。 文学も相対性理論も演劇も映画も、そし […]
2018年9月20日 / 最終更新日時 : 2018年9月20日 sudara1120 猫が行方不明 猫が行方不明 この映画の舞台はフランスの田舎町なのでしょうか。昔気質の人情のようなものがまだ残っています。どこの国にでもある地上げのせいでそれも失われつつあるようですが、これもまたどこの国にでもいる昔気質の人達(マダムルネと愉快な仲間 […]
2018年9月20日 / 最終更新日時 : 2018年9月20日 sudara1120 黒猫・白猫 黒猫・白猫 「狂気の沙汰だ!」 舟に無理矢理乗せられた戸籍官が言います。 どこまでも自由に歌い踊る人々。 敵も味方も肉親も他人も奇麗なものも汚いものも生きてるものも死んでるものも全てを巻き込んで歌と踊りは続きます。人々は生き生きとし […]
2018年9月15日 / 最終更新日時 : 2018年9月15日 sudara1120 しゃべれどもしゃべれども しゃべれどもしゃべれども 口下手の打撃職人が飲み屋のテレビを見ながら語ってみせた勝負の裏側。勝負に臨む男達の心の奥にまで迫った良い「解説」でした。 テレビのような消費型のメディアでは物事の本質よりもむしろ容易に消費できる意味のない言葉が重宝されま […]
2018年9月11日 / 最終更新日時 : 2018年9月11日 sudara1120 愛は静けさの中に 愛は静けさの中に 誰よりも精神の自由を尊重し、教師としても男性としてもそれを信条としているジェームズ。 だけど、そんな彼でも、誰かを好きだと思って、大切だと、愛しいと、思えば思うほど、その信条の通りに振る舞うのが難しくなっていきます。 ど […]
2018年9月8日 / 最終更新日時 : 2018年9月8日 sudara1120 毛虫のボロ 毛虫のボロ 夏の終わりに、小さいけど、とても真っ当な映画小屋で見た「毛虫のボロ」は6歳の娘たちと夏に映画館で見る映画としてとても良いセレクトでした。 大人が子供になったり、子供が大人になったり、天国に行った大切な人が帰ってきたり、夏 […]
2018年9月8日 / 最終更新日時 : 2018年9月8日 sudara1120 鉄塔武蔵野線 鉄塔武蔵野線 「本格派鉄塔ロードムービー」 また夏がやってきた。僕の大好きな夏の映画がまた一つ増えた。 その昔、男の子だった人なら誰でも同じ様な経験をしたことがあるはず。だから僕もそんな自分を思い出しながら、ホクホクしながら二人の大冒 […]
2018年9月8日 / 最終更新日時 : 2018年9月8日 sudara1120 ユキとニナ ユキとニナ 「日本に来て良かった?」 何気ない言葉の鋭利さ、重さに驚かされます。 「2/デュオ」では「結婚しようか?」 「M/OTHER」だと「ラブラブなの?」 この監督は、そういう罠を作品の中にいつも何箇所か仕掛けている人です。こ […]
2018年9月3日 / 最終更新日時 : 2018年9月3日 sudara1120 万引き家族 「ごめんなさい」も「ありがとう」も(「万引き家族」) 「万引き家族」の中で、ずっと引っかかっている言葉がある。 女の子があの家族から引き離されて、また元の母親のもとに戻り、そしてまた以前と同じやり取りが再現される。娘を威圧して、大きな声をあげて母親は迫る。 「ごめんなさいで […]