2020年4月9日 / 最終更新日時 : 2020年4月9日 sudara1120 アモーレス・ペロス アモーレス・ペロス 唸り声を上げ、ヨダレを垂らしながら獲物を見つめる。飼い主の手から放たれると一気に突進する二匹の犬。その瞬間、頭蓋骨と頭蓋骨がぶつかり合う鈍く野蛮な音が薄汚れたコンクリートに響く。 様々な人生が交錯し、車だけでなくありとあ […]
2020年4月4日 / 最終更新日時 : 2020年4月4日 sudara1120 幸福の鐘 幸福の鐘 良い映画を見た時に誰かの事を思い出すことってありますか?僕はあります。 いつもの道を歩いて帰る。段々早足になる。そのうち走り出す。特に理由もなく、それでも大切な人の顔が見たくて、顔を見せたくて走って帰る。 その日の出来事 […]
2020年4月2日 / 最終更新日時 : 2020年4月2日 sudara1120 ガールフレンド・エクスペリエンス ガールフレンド・エクスペリエンス 地球の裏側の全く縁がない世界の映画の筈なのに、いつか自分がつぶやいた言葉や、どこかで聞いたことのある台詞が頭の中をぐるぐる回って、上手に距離を保つことが出来ませんでした。 これはシステムを利用する人間の話でもあり、システ […]
2020年4月1日 / 最終更新日時 : 2020年4月1日 sudara1120 マネーボール マネーボール シーズン開幕セレモニー。美しく刈り揃えられた芝生の上に翻る星条旗。国家の演奏・・・。 開幕を迎える選手のように、その美しさに胸を高ぶらせながら僕は感じてました。 あぁ、この映画はアメリカそのものなんだ。ベースボールはアメ […]
2020年3月30日 / 最終更新日時 : 2020年3月30日 sudara1120 パトリス・ルコント パトリス・ルコントの大喝采 何でもありの大衆演劇ブールバール劇の魅力そのままに、のびのびと楽しく演じきった3人の素敵なおじさま達が何ともいえない味を出している快作でした。 恥ずかしながら、ルコント作品を見たのはこれが初めて。官能的な大人の作品を撮り […]
2020年3月28日 / 最終更新日時 : 2020年3月28日 sudara1120 オネーギンの恋文 オネーギンの恋文 実はスクリーンでリヴ・タイラーを見るのは初めてでした。 「私は可能性を信じます。」 そう言った時の彼女の力のある眼差しに圧倒されました。 この映画は「可能性を信じる人」の物語です。「可能性を信じる人」はどの時代でも一種の […]
2020年3月24日 / 最終更新日時 : 2020年3月24日 sudara1120 アラジン アラジン アラジンとジャスミンとジーニーと。それから国王や侍女や魔法の絨毯も。誰もが同じように何かに縛られて本当の自由を手に入れたいともがいている。 心から共感し合えるもの同士の愛情、友情が眩しい。 恥ずかしながらアニメ版もこの実 […]
2020年3月21日 / 最終更新日時 : 2020年3月21日 sudara1120 キェシロフスキ ヘヴンズ ストーリー 集合住宅、白い鳥、窓越しの電話、血まみれの石、クリスマス・・・ もう多分10年位前のデカローグ全10話一挙上映以来の長丁場に挑戦したその日に出会ったのもまた「デカローグ」でした。 この数年、暴力や憎しみを扱った映画がジワ […]
2020年3月19日 / 最終更新日時 : 2020年3月19日 sudara1120 (500)日のサマー 「再会が切ない映画」といえば? 再会が切ないのは、二人の間に流れる時間が、等しく同じ速さではないから。 「日の名残り」で再会するアンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソン。実世界から隔絶された屋敷の中で任務のみを日々遂行する執事と、任務を捨てて「生活」を […]
2020年3月18日 / 最終更新日時 : 2020年3月18日 sudara1120 (500)日のサマー (500)日のサマー 3つ。印象に残っているシーンは3つ。 思い出の場所でトムを待つサマー。何日も何時間も、きっと彼が来ると信じて待っていたはず。 真実を語る彼女からは、彼と過ごしていたときのキラキラするような輝きは失われて、その代わりに決然 […]