一瞬を永遠に(「ちはやふる」)

「ちはやふる」の三部作を改めて見返してみようと思い立ち「上の句」の冒頭を再生すると広瀬すずの声が現在よりもかなり幼く聞こえて少なからず驚いた。
演技なのか、2年の歳月なのか。どちらにしても彼女にとって、その瞬間にしか演じることの出来ない役だったのだろう。
キャリアの中で、その時にしか演じることの出来ない役を、最高のタイミングで踏むことの出来る選ばれた女優を何人か思い浮かべた。
彼女と、それから「ウォールフラワー」のエマ・ワトソン、そして「クーリンチェ少年殺人事件」のリサ・ヤン。
その後も着実にキャリアを積み重ねた人もいれば、その輝きを最後に銀幕から遠ざかっていった人もいる。さて、広瀬すずはどうなるのか?
「一瞬を永遠に閉じ込める」は、この三部作のキーとなるフレーズ。
閉じ込められた一瞬や、その一瞬を残し続けて語り続ける永遠に携わることが出来たならば、それはこの上ない幸福だ。

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